い草のスポンジ構造は、たくさんの空気を含み、この空気が「夏の暑さや冬の冷気を遮断」し、人に優しい敷物です。
い草のスポンジ構造により調湿効果も抜群です!高温多湿な日本の夏にゴロリと横になっても気持ち良く、人工的な敷物より優れた機能です。
(白癬菌を両方に植えても、い草のある方には生えない)
い草には水虫の原因となる白癬菌や、足の臭いの原因となる微生物、また大腸菌O157などに対して抗菌効果があります。
国産い草の優位性の1つに「香り」があげられます。この「い草の香り」は、森林浴のようにリラックス効果や睡眠効率を向上させる効果があることが九州大学の研究により立証されました。
(データは九州大学調査。本研究(調査結果)は農研機構生研支援センター「革新的技術開発・緊急展開事業(地域戦略プロジェクト)」の支援を受けて実施した)
世界中でプラスチックごみへの関心が急速に高まっています。海洋生物が体内に取り込んだマイクロプラスチックは細かな粒子であり、分解されないため体内に蓄積されている可能性があります。次世代にも自然豊かな地球環境を引き継ぎたいものです。
熊本県産畳表は天然い草で織られ、経糸も綿または麻糸を使用し、すべて土に還る素材で出来ています。製造過程でも、天然の泥で染めており化学的な着色剤などは使用されず、人や地球環境にもやさしい敷物です。
廃棄時には、自然に還すことが出来ます
畳表だけであれば自然素材のため、そのまま雨ざらしにすると微生物が分解して土に還してくれます。工業製品のように廃棄するとき環境に負担をかけることなく処分できます。
製造時のエネルギー負荷が少ない
自然素材は工業製品と比べると、製品化するときに使用するエネルギーは一般に少ないと言われます。自然界に存在している時に形は出来上がっており、あとは加工をするだけであり、環境負担を減らすことが出来ます。
畳はその寿命を終えると、たい肥の原料となって土へ戻されていました。
「いぐさ」や藁が土にかえり、新たな命を育む。畳は、はるか昔から自然にはじまり、自然に終わる、循環系の環境素材でした。
人の体や心に優しい畳は、地球にもやさしい天然作用をもっています。